plasma glucose management

血糖管理WEBサイト

TEL.049-228-3564

〒350-8550 埼玉県川越市鴨田1981

科の紹介
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科長メッセージ

2009年に私が赴任しまして、皆様のご協力で3年半どうにか運営してきました。発展の下地ができてきたと感じます。地域医療で一定の役割を果たすことができていると評価していただいております。
更に、日本全体の糖尿病代謝、内分泌診療にも指針を示してゆけ、次の世代を担える人材を育成することを目標にしてゆきます。


科の沿革

20世紀~
 埼玉医科大学総合医療センターは病床913の地域の中核的医療施設であると同時に埼玉医科大学の中で総合病院機能を重視した臨床研修・研究施設です。看護専門学校が併設されています。1985年に発足した当時は第1内科として消化器、糖尿病、内分泌疾患の診療と研究を守備範囲としていました。初代教授は松崎宸先生(専門:内分泌疾患,現在も埼玉医科大学健康管理センターで週一度診療)でした。(埼玉医科大学は1972年の開校。2004年に埼玉医科大学かわごえクリニックが開院し2007年には埼玉医科大学国際医療センターが開院しています。)

 群馬大学の助教授であった河津捷二先生(1968年東京大学医学部卒業)が1997年に埼玉医科大学に異動後、1999年に総合医療センターに教授として着任しました。2001年ころから健康管理センターの教授と併任となっております。糖尿病療養指導について問題集の著書もあり、当院の糖尿病療養指導士数は40名を越え総合病院では全国のトップレベルです。糖尿病教育入院は金曜日からの2週間コースでおこなっており、木曜日に栄養部、看護部、薬剤部、検査部、リハビリ科のスタッフと合同で症例検討会を行っています。消化器部門は2004年に屋嘉比康治先生が帝京大学より赴任されました。2009年に河津先生が朝日生命成人病研究所所長として転出し、2009年4月より松田昌文が内分泌、糖尿病領域専任の教授として亀田総合病院(千葉県鴨川市)より赴任しました。

 現在、埼玉医科大学総合医療センターの内科は消化器・肝臓、内分泌・糖尿病、血液、リウマチ・膠原病、心臓、呼吸器、腎・高血圧、神経の8つの科で構成されています。糖尿病や内分泌疾患は外来診療が主であり病棟診療は糖尿病教育入院と急性期代謝異常や内分泌疾患精査入院を対象とし主に診療しています。このため第1内科の枠組で病棟診療は行っています。(2010年より14床から8床になっています)

 2009年4月に教授として松田が赴任。2011年6月より病棟医長に埼玉医科大学の片山院長、内分泌・糖尿病内科の粟田教授のご協力のもと森田講師が赴任しました。現在外来診療のスペースが限られていますが外来患者数は多く月平均100名以上あり、逆紹介を積極的に行っています。入院は年間170名前後となっています。なお、外来診療は常勤4名と非常勤6名で年間5000名以上を診療しています。(当ホームページの診療実績を参照してください。医師ごとのHbA1c値も公開しています。)

 当院では内分泌領域で外科系の科が充実してきています。それにみあった内分泌内科診療の可能なスタッフの充実を目指しています。また臨床や基礎的研究の充実も課題となっています。毎週木曜日の朝に抄読会は英語で行っています。研究ではプロインスリン測定を以前より行っており、ISIR-S研究(クリックでリンク先へ)が現在主な推進研究となっています。糖尿病診療はインクレチン関連薬により大きな変化を迎えています。当科では積極的に導入を行っています。CSIIも積極的に外来で行っており、CGM器は2台保有しています。

 経静脈的にインスリンを用いた血糖管理では多数のインスリンクランプの経験と理論で国内でトップレベルの血糖調節の能力を有しており、病棟血糖管理マニュアルを著しています。また教授の松田は世界的にMatsuda Index(引用論文数1300以上)の提唱者としてよく知られています。

(診療科長 運営責任者: 松田昌文)